ネパール全景

6月9日、ヘリコプターからの眺め

6月9日、ヘリコプターからの眺め(カトマンズ付近)

6月9日のフェイスブック記事より〜

6月9日、フルカルカ村からヘリコプターでカトマンズへ戻ってきた。ゆっくりではあるが、村は自給の為の農業生産を回復しようとしている。村の上部、山の方はまだまだ時間を要するが…。
山間部の多くの村ではトタン板やテント・カバ-を用いて、とりあえずの小屋をつくっている。学校も、臨時の建屋を作って授業を再開した。
今日で、モンス-ン前の救援第一段階はほぼ終了した。550のテント、65の学校用大型テント、54の先生用の小型テント、米500袋が提供済となった。リプー(我々のスタッフ)たちが率いる救援チ-ムは、まだ村に残り、テントを届けたり、学校の復旧、臨時教室の建設を手伝だっている。(これらの救援は11,000ドルかけて慎重に行った)
フルカルカには、倒壊しなかった建物が2戸ある。そのひとつが昨年、70,000ユーロ(¥9,800,000)かけて建設したフルカルカの「農業技術教育館」だ。今年の4月20日に正式にオープンしたばかりで、小さな建物ながら、中にはコンピューター、顕微鏡などをはじめとする器具が揃っている。この建物は山の斜面に足場を組んで建てられているのだが、それが地震に耐えられたということは、驚くべきことである。しっかりとしたものを作れば災害を防ぐことができる好例になった。
一方、町や路傍の近代的な建物は全壊という訳では無かったようだ。住まうのには問題なさそうな家も数多く点在する。
村々の家はほとんど崩壊してしまったが、時間をかければ、かならずいつか、自力で再建できる。今一番必要とされているのが、ソフトの援助、すなわち「技術や修練、アイデイア、サンプルの提供」だ。
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市街地の近代的な建物

臨時の建屋で授業を再開したフルカルカ村

臨時の建屋で授業を再開したフルカルカ村

フルカルカ村に昨年開校した農業技術教育館。

フルカルカ村に昨年開校した農業技術教育館

 

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