Jyotiさんのプロフィール


jyoti san
名前/ Jyoti Adhikari
我々のカウンタ-・パ-トであるジョティ アディカリ氏(以降はジョティさん)は、無論、カトマンズトレッキング協会の前会長であり、観光省の事実上のナンバ-2です。しかしNGOという訳ではなく、あくまでもボランティアとして我々Sathiの活動に協力してくれました。
彼のイメ-ジは「志、優しさ、正義」です。まるで漫画の主人公ですが、まさしく彼の行動原理を表しています。
彼は後述するフルカルカ村の出身ですが、祖父がダ-デイン州で最も古い学校をフルカルカ村で創立した志を受けたのか、この村の発展と村民の生活向上に尽くしてきました。
ビジネスマンとしては極上で、トレッキング会社の運営で活躍し、最近ではチベットの「聖山カイラス」のツア-を開発し欧米のインド系の医療関係者を対象に、大きな仕事をしてきました。医学関係者で金持ちも多く要求基準も高い、しかも中国支配下のチベットでインフラ条件は最悪という中で、高いサ-ビスを提供し、業界トップの地位を確保してきたのです。
同時にホテルの運営も兼て行い、トレッキングとホテルの運営で、出身地であるフルカルカ村の若者を雇用し、地元への貢献をも果たしていました。
彼の協力でこの10年余り、カトマンズ西のダ-デイン州の学校保健教育活動を我々は行うことが出来ました。

我々Sathiは、この程、学校支援は体力的に断念し、今後はもうひとつの柱である奨学金事業に専念する事としました。これも、ジョティさんの出身地であるフルカルカ村の子供を主な対象にしました。この件で、彼が問わず語りで「私は奨学金対象者の選定で、学業成績のみを基準としていない。むしろ、彼等が教育を受け、何らかの資格を取ったあとで、地元へ還元するような人間かどうか、それを選定基準にするようにしている」と言いました。又、今は、村からの都会への人口流出を心配し、その対策を考えていると、言っています。(たとえば酪農など)
このような志、優しさ、正義感をもったジョティさんを応援することが、震源に近い山間部被災地の直接的な支援になると確信しています。(HH)